お話をば。
・・・・・・え?ロハス話の続き?
今日は節分のことが頭に浮かんじゃってるのでLOHASの件はまた明日!
こういう季節のイベントを改めて知ることもスローでござんしょ?
(すんません)
さて、二十四節気という言葉がありますね。陰暦の季節の区分のことです。
今週土曜日にある立春もその一つ。
最近は二十四節「季」と書いてあるのも目にしますが、正しくは節「気」です。
「節季」は、盆暮れなどに「節季大売出し~」というような、
商店の決算の意味で使われたりするようです。
最近では滅多に見ませんが・・・・・・。
その二十四節気と、もう一つ五節句(ひな祭りや七夕など)と並ぶ
雑節の中の一つが節分です。
節分は、立春・立夏・立秋・立冬の季節の変わり目の前日を言います。
今「節分」と言えば、立春の前日のことを指します。
立春は二十四節気の考えでは、四季が一回りして新しいサイクルになる、
その始まりの日とされています。
それでその前日、つまり大晦日の意味を持つ日に豆まきをし、
前年の厄を追い払ってから新たな季節を迎えるわけですね。
このことから、本来四季の節目に節分があるものの、
特に立春の前日を指す名称となったようです。
(豆まき自体はもともと12月の大晦日にやっていたらしいですが)
そして、最近コンビニでも力を入れて販売している「太巻(恵方巻・丸かぶり等)」。
私は生まれも育ちも関東なので、テレビで紹介されるまで
節分にこの太巻を食べることは知りませんでした。
今ではどこでも買える太巻だけど、実はまだ節分の日に食べたことがないのです。
元は大阪の商人が商売繁盛の意味を込めて始めたものらしいんで、
商売人としてはぜひやっておきたいところ。
(大阪以外にも、紀州や近江発祥という話もあります。
また無病息災などの意味もあるとのことですが、実のところは
どこまで含むかハッキリしてないみたいですね)
どうせ食べるなら美味しい太巻きがいい! とは思うものの、
中身は七福神に由来する七種の具だというじゃないですか。
味の方向性はあまり選べないんですねぇ。
そもそも、バレンタインデーとかと同じで海苔やさんが海苔普及のために
近年復活させた恵方巻。それを某コンビニが全国的に販売して広まった
わけですが、土地神に絡んだ行事でもないようだし、全国どこで行っても
ご利益は期待できるのかもしれません。
最近では豆まきはしないけど太巻きは食べる、というご家庭も増えているようです。
しかし、豆まきは前年の家の邪気や厄災(鬼はオニで陰)を払うもの。
太巻きを食べるのは商売繁盛や無病息災を招くもの。
しかも後者は節気に由来するものではないわけで・・・・・・。
本来の意味での節分をするなら、やはり豆まきは外せないでしょう。
去年は浅草寺に行ったのでお祓い済みの豆をいただいてきたけれど、
今年はそんな余裕もないのでどうしたものかなぁ。
あ、ちなみに豆は炒った大豆だから意味があるらしいので、他の豆はダメらしい。
そういえば年の数だけ豆を食べるというのもあるけど、地域によって
きっちり歳の数のところと数え年のところがあるみたいですね。
うちは数え年だったけど、皆さんの家はどっちでしょうか?